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現地視察

 令和に入って3日たった5月3日の午後
 ビニルハウスがある現地に足を運びました。




 ビニルハウスが1棟建てられて、マルチシートを敷き
 ホーラーでの穴あけ前でした。




 選果場で、話を聞いてみます。



 現在の作業状況は、以下とのこと。

 ビニルハウスは、室温が50℃以上にならないように
 ハウス横のシートを開閉して温度管理をしている。

 朝、ビニルハウスの中に入り、体感温度でミニトマトの
 成長に良くないと判断したなら、シートを開閉。

 地表近く、摘果作業位置、天井近くの3地点での温度が
 わかれば、的確な温度管理をしていけるとのこと。

 現状とのギャップから、ビニルハウス内部の室温を
 計測して、収穫までの作業を考えられるように統計
 を取ることを提案。

 統計をとるためにも、温度センサーを使い、3地点の
 温度を定量的に表示する装置が必要と考えました。

 一日のうち、ハウス内室温の変化を目視して計測し
 Spreadsheetに入力し、グラフ化が必要としました。



 視察時点では、温度表示装置を試作するところまで
 話を進めておきました。

 温度表示装置には、センサーとマイコンを利用するため
 電源が必要です。

 電源は、鉛蓄電池に電圧レギュレータを入れて
 使うことを提案。

 鉛蓄電池は、¥1000程度で入手できますし
 ホームセンターでも購入できるので、入手性は
 悪くないと思います。



 電源が確保できれば、ハウス内部に百葉箱のような
 箱を用意し、マイコン、通信機器を収容します。



 マイコンにArduinoを利用すれば、ESP-WROOMを使い
 Wifiアクセスも可能。




 ハウス横のシートを上下動するためのモータ回転を
 マイコンに担当させられると省力化が計れます。

 シートは、ビニルハウスの温度調節には必須なので
 マイコンによる省力で、1人当たりの作業時間を減
 らす一助になります。



 散水には、ポンプで井戸水を組み上げて、ホースに
 穴をあけての作業というので、電磁弁とタイマーを
 利用した省力化を提案してきました。

 電磁弁は、¥1500程度。



 タイマーは、OMRONのディリースイッチが
 使えると思いました。



 AC100V,50Hzで時間を刻んでいき、正確な
 時刻にオンあるいはオフの信号を出力しリレー
 を動かすことができます。


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